YAMAHAのバイク

中古車選び②

中古車選びは難しい

中古車選びの秘訣は、「情報量」以外ありません。
この情報というのは何か個別の情報というのではなく、中古車選定のための総合的な情報量のことであり、少々齧ったくらいの情報など無いにも等しいといえます。
かなり厳しいように聞こえますが、中古車に関しては事実であり、それほどまでに難しいものだともいえるのです。

ショップ情報

一つめの情報はショップそのものです。
ショップと一言で示しても、日本国内にはいろいろなショップがあります。

ちゃんとした中古車を販売しているショップ、そうではないショップ。
整備が上手いショップ、苦手なショップ。
アフターフォローを行ってくれるショップ、行わないショップなどがあり、これらは1か0というデジタルで示されるものではありません。
またこれらはすべて組み合わせが可能となっていますので、良いとされる店と悪いとされる店では雲泥の違いがあるのです。

B級グルメなどは実際に自分で赴き味わってみるというのも一興ですが、バイクという高価で命を載せる買い物ですと、試してみるというわけにもいきません。
そのためにショップ情報というのは必要なのです。

珍しいバイクが欲しいという場合には、近隣のショップではみつからないことがあり、ネット情報というのが必要になってきますが、現在出回っている一般的なバイクであるならばアフターのことを考え近隣のショップの情報を集めたほうがよろしいでしょう。
集め方としてはネットより生の情報、知人からの口コミや紹介があると安心できます。

バイク本体の情報

もう一つの情報とは、中古バイクそのものです。
ある程度バイクのことが分かっている中級者でも、中古車の選定は難しいものがあります。
極端な傷やフレームの歪みなどは目に見えて分かりますが、それを隠すすべなどいくらでもあります。

整備の基本は洗車という話がありますが、それはあくまで本人が行うもので、エンジンの隠れた部分まで埃がないというのは、「ちゃんと整備を行っている」「オイル漏れを拭き取っている」の両方に取れるのです。
そのため買い慣れていない人は、見ることができる人と一緒に行きましょう。
ある程度見ることができる人であっても、なるべくでしたら第三者がいたほうがよろしいです。
これはバイクを買うときは一目惚れをしてしまうことがあり、普段は見ることができることを見過ごしてしまうからです。

避けたほうが良いといわれる事故車ですが、事故自体をどのこまで指すのかはショップにより異なります。
フレームまで歪むほどの事故なのか、それともステップだけが削れた転倒なのかは現車を見ない限り分かりません。
また錆有りというバイクも、ただ錆が浮いているのか、それとも中の部品が歪んで塗装が剥げたから錆びたのか、それもまた現車次第です。

バイクはいくつもの部品が噛み合っており、何が原因でそうなっているかというのを確認しなければいけませんし、部品自体の交換も可能です。
そうなってしまうと少し情報を入れただけでは難しいので、バイクそのものの情報を持っている人に頼むのが無難なのです。