Kawasakiのバイク

オフロード

バイクの歴史

バイクは1900年代初頭に販売を始めています。
現在と違いその当時は路面整備は行き届いておらず、現在の未舗装道である林道のようなものばかりでした。

ですが車体としては舗装、未舗装関係なく、同じものばかりだったのです。
走るというより走れるというレベルであったことが想像できます。
この車体のレベルは、レースが開始された時代になっても変わりありません。

第二次世界大戦中、兵器だけでなく車両も数々と開発されました。
トラックや車は未舗装路を走ることができる車へと変貌しましたが、バイクは未舗装路を走れるものの大きな変化はありませんでした。
ですが戦後オフロードを走る、楽しむこと自体は広がり続け、モトクロスなどのレースも始まっています。

オフ車の登場と進化

本格的なオフロード専用のバイクが登場したのは、ヤマハDT-1からで1968年とその歴史に比べると遅いものでした。
しかしオフロードの進化はそれから目覚しいものがありました。
DT-1はアメリカのオフロード人気により要請されたものでしたが、日本でも人気を集め、これが第一次オフロードブームへとなります。

オフロードバイクは2本サスであるツインサスペンションでしたが、オフロードの要は足周りだとヤマハがモトクロスレーサーTZ250にモノクロスサスペンションを装着します。
現在オンロードバイクでも当然のように装着しているモノサス(一本サス)の原型はオフロードからきているのです。

1980年代にオンロードのレーサーレプリカブームが訪れオフロードバイクは影を潜めますが、1980年代中盤になると再び息を吹き返します。
ホンダXLやカワサキKLの登場により走破性が向上したのに加え、ヤマハが早さとは違ったオフロードの楽しみ方を行うセローを登場させました。
オンロードでは速さを追求したバイクがあふれていましたので、その違いは認められ第二次オフロードブームが訪れます。

オフロードはオンロードに比べ、草レースの数も多く、車体や経費など費用も安く済むため手軽に楽しむことができます。
そのためレース人口も多く、性別を問わず子供から年配の人まで幅広い人たちに親しまれています。

今なお続く広がり

オフロード車はこの第二次オフロードブーム以降、広がりをみせました。
一つはモタードです。

オフロード車にオンロードタイヤを履かせたようなタイプで、欧州で発展しました。
もとは個人のカスタムでしたが、KTMなどのメーカーも販売を開始しました。
日本ではカワサキDトラッカーが有名で、現在も人気は続いています。

もう一つはテレビドラマで使用され人気が集中したスカチューンです。
TVで使用されたTWやセローなどのオフ車をスカ(剥ぎ取る)チューンすることにより、ノーマルとの差別化を計りました。
以前のようなブームはありませんが、スカチューンは現在でも行われています。