カワサキW800

カワサキW800とは

カワサキW800はカワサキの大排気量バイクを代表する1台です。
Wの車名の由来ともなっている2気筒エンジンが、大排気量らしい体に伝わる鼓動感を堪能できます。
大型車特有のパワーがあるだけでなく、低速域でも高速域でも安定した走りができます。
そのため、街乗りや近距離ツーリング、長距離ツーリングと幅広く利用できるオールマイティなバイクです。

シートに跨ってハンドルに手を伸ばし、ステップに足を付けば、前傾姿勢になりすぎない自然なライディングポジションになります。
クセのない乗り心地が男女問わず人気の理由の1つでしょう。

コンセプトを引き継いだ珠玉の1台

カワサキW800は2011年に誕生してから長く人気のある1台です。
前身のW650から「美の継承」をコンセプトとして開発し、デザインの美しさを引き継ぎつつも新しい「W」として誕生しました。
エンジンもパワーは同じだが排気量が増えたことでトルクが増し、低回転でも安定した走りが可能になったという改良もあります。

2016年にカワサキW800ファイナルエディションが販売され、惜しまれつつも製造終了となりました。
しかし、2019年にW800が復活し、2019年モデル、2020年モデルも販売は好調です。
2020年モデルにはETC2.0とグリップヒーターが標準搭載と、進化した1台になっています。

カワサキW800は年式によってカラーバリエーションがありますが、見た目に大きな違いはありません。
それほど初期からのデザインがカワサキライダーに愛されている証拠です。

ロングセラーの理由

カワサキW800が長く愛される理由は、安定した走行性能とデザインの両立でしょう。
フロントホイールは19インチ、リアホイールは18インチと大径のホイールを採用することで、様々な走行条件でも安定した走りをすることができます。

シルエットはこれぞ大型バイクと言えるガッシリしたデザインながらも、無骨になりすぎない絶妙なバランスになっています。
オプションパーツも多くカスタムの幅が広いため、自分好みの1台に仕上げることができるのも魅力の1つです。

カワサキW800のスペック

2011年販売当時のカワサキW800の車体は、全長2180mm×全幅790mm×全高1075mm、シート高は790mm、車両重量は216kgという大型車のスタンダードなスペックです。
エンジンは空冷4ストロークの並列2気筒となっていて、スピードも出しやすい1台です。

2020年モデルも大きな違いはありませんが、燃料タンク容量が1リットル増えたこと、最高出力がわずかに上昇。
センタースタンド、グリップヒーター、ETC2.0車載器キットが標準搭載で、走りを便利に楽しくできるよう改良されていることが変更点です。

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